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マジックテープを復活させる裏ワザ5選!長持ちさせる使い方も解説

付け外しが簡単で、便利なマジックテープ。
留めたり束ねたりできるマジックテープなしでは身のまわりのものが成り立たないくらい、わたしたちの生活に浸透しています。

そんなマジックテープですが、最近なんだかへたってきたと感じることはありませんか?

マジックテープの粘着力を復活させる方法をご紹介します。
マジックテープを長持ちさせるコツもあわせて解説しますので、ぜひ試してみてください。

目次

マジックテープの粘着力が弱くなる理由

簡単にくっつくマジックテープですが、粘着力が弱まってしまう大きな理由が2つあります。
それは、ホコリやゴミがたまることと、長い時間使ったことによる劣化です。

この2つの理由についてくわしく見ていく前に、まずはマジックテープの仕組みを説明します。

マジックテープは、チクチクしたフック面と、ふわふわしたループ面という2つの面でできています。

軽く押さえるだけでくっつくのは、フック面にあるたくさんのカギ状の突起が、ループ面の輪状の繊維に引っかかるから。
ひとつひとつがくっつく力は弱いのですが、たくさんのフックとループがあるので、全体としてのくっつく力は強くなります。
これが、簡単にくっついて剥がれにくいという特性を可能にしています。

フック面とループ面で硬さがちがうのも強度を出すためです。
硬さがちがうほうが、密着度が上がるのです。

何度も付け外しができるのは、フック面に元の形に戻る弾性があるから。
剥がすときにフックが伸びてループからはずれ、伸びたフックはすぐに元の形に戻るので、何度も使えるのです。

それでは、マジックテープの粘着力が弱くなる2つの理由を解説していきます。

ホコリやゴミなど

ホコリやゴミなど、気がつかないうちにたまってしまう汚れは、マジックテープの大敵です。
汚れがたまると、フック面とループ面の引っかかりがわるくなり、粘着力が弱まってしまいます。

ホコリやゴミは、マジックテープを使っているときも使っていないときも、いつでもたまります。
簡単にくっつくことが利点のマジックテープは、ただでさえホコリやゴミを吸い寄せやすいもの。
ホコリやゴミとも、簡単にくっついてしまうからです。
また、マジックテープを剥がすときに発生する静電気もホコリやゴミを吸い寄せます。

それから、油分にも要注意
マジックテープに油がつくと、テープ同士がツルツルとすべり、一気に粘着力が弱まります。

マジックテープそのものが劣化

マジックテープは長く使っていると、フック面もループ面も劣化します。

フック面は元に戻る力が弱くなって、カギが伸びきってしまいます。
ループ面は繊維が毛羽立ち、引っかかりがなくなってしまいます。

新しいマジックテープと使い込んだマジックテープを見比べると、その違いは明らかです。
新しいものはフック面もループ面も整っていますが、使い込んだものはどちらの面も崩れています。

使うことで劣化するのは避けられないこと。
粘着力が弱まる、仕方のない理由です。

マジックテープを復活させる方法5選

お気に入りの靴やカバンなのに、マジックテープがへたっているばかりに使えない…。

そんなときに役立つマジックテープを復活させる方法を5つご紹介します。

ピンセットまたは爪楊枝でゴミを取り除く

フック面とループ面、どちらの面にも使える方法です。
先端の細いピンセットや爪楊枝で、マジックテープに引っかかっているゴミを取り除きます。

地道な作業になりますが、確実にゴミを取ることができます。
奥まで入りこんでいるゴミは、無理に引っ張ったりせず、ていねいに取り除いてください。

ループ面を掃除するときは、ピンセットや爪楊枝がループに引っかからないように注意です。

ペット用のブラシでゴミを取り除く

フック面に使える方法です。
毛並みを整えるペット用のブラシは、針金のように細いブラシなので、フック面のゴミを取り除くのに向いています。
やさしくなでるようにして、ゴミを取ってください。

ペット用のブラシは100円ショップでも売っていますので、ペットを飼っていて、家にペット用のブラシがあるという方も新しく買うことをおすすめします。
ペットの毛がからまったままマジックテープを掃除すると、余計にゴミがついてしまいますからね。

ループ面はふわふわとやわらかいので、ペット用のブラシを使うと繊維が傷ついてしまうかもしれないため、避けたほうがよいでしょう。

掃除用粘着シートでゴミを取り除く

どちらの面にも使える方法です。
掃除用粘着シートでコロコロすれば、繊維にからまっているゴミを取ることができます。

コロコロするのは簡単ですし、マジックテープを傷つけにくいです。
掃除用粘着シートは、手作業では難しい細かいゴミも取れるので、ピンセットなどで大まかに掃除したあとの仕上げにもおすすめです。

この方法でループ面をきれいにすると、うれしいおまけがあります。
ペターっと寝ている状態の繊維が立ち上がるので、フック面との絡みがよくなるのです。

捨ててもよい歯ブラシでゴミを取り除く

どちらの面にも使える方法です。
歯ブラシはやわらかいので、マジックテープを傷つけずに掃除することができます。

強くこすらず、やさしくサッサとブラシをかけてください。
歯ブラシにマジックテープのゴミがからまったら、そのゴミを取り除きながら、テープをきれいにしていきます。
歯ブラシが古くなってきたら、マジックテープのゴミを取ってから捨てるのが習慣になれば、マジックテープの粘着力はより長くもつようになるでしょう。

捨ててもよい歯ブラシは、細かいところの掃除になにかと役に立ちますし、万能ですね。

ドライヤーを当てて形状を戻す

何度も使うことで伸びてしまったフック面を直す方法です。
粘着力の弱まりがゴミだけでなく、フックの伸びも原因である場合、試してみる価値があります。

フック面は、熱によって元の形に戻る性質があるので、それを利用した方法です。
ゴミを取り除いたあと、平らなところに当ててまっすぐにしてから、30㎝ほど離してドライヤーをかけます。
フック面の様子を見ながら、少しずつドライヤーを当てていってください。
温風のあとに冷風を当てると、形をより保ちやすくなります。

ドライヤーを使うとき注意したいのは、熱しすぎは逆効果ということです。
元の形に戻るのを通り越して、溶ける可能性があります。

毛羽立ちやほつれなど、ループ面の形状の乱れをドライヤーで直すことはできません。
ループ面の復活方法は、ゴミを取り除くことのみにしてください。

復活方法で粘着力が戻らなかった場合は諦めて交換しよう!

復活させる方法を5つご紹介しましたが、どれを試してもあまり効果がなかったときは、潔く諦めて交換することをおすすめします。

マジックテープはその性質上、どうしても劣化していくものです。
復活方法でよくなることはありますが、劣化の程度が進んでいると、問題なく使えるほどの状態まで戻すことは難しいです。

劣化したマジックテープを取り外し交換できるものは、手芸店や100円ショップでマジックテープを買い、自分で交換することも可能です。
自分での交換が難しそうな場合は、プロに直してもらうか、品物そのものを買い替えたほうがよいでしょう。

マジックテープには、靴やスポーツ用品やワーキングウェアに使われているものなど、きちんと機能しないと危険が及ぶものもあります。
そのようなものは、普段から粘着力を確認しながら使用して、復活方法で粘着力を保ち、粘着力が弱まってきたと感じたらすぐに取り替えや買い替えを考えてくださいね。

マジックテープを長持ちさせる使い方

ここからは復活方法とあわせて使いたい、マジックテープを長持ちさせる使い方をご紹介します。

長持ちさせる使い方を意識すれば、マジックテープの劣化速度をかなり遅らせることができますよ。

勢いよく剥がさない

勢いよく剥がすと、ループ面に毛羽立ちが起きて、フック面がくっつきにくくなってしまいます。

マジックテープを剥がすときは、できるだけ負荷を逃がせるように、ゆっくりと剥がすことを心がけてください。
ゆっくり剥がせば、静電気の発生も抑えられるので、ゴミの吸着も減らせます。

普段はくっつけておく

靴やカバンなど、次に使いやすいようにマジックテープをくっつけないまま置いていることはありませんか?

テープが離れている状態だと、ゴミがたまってしまいやすくなります。
ですから、普段からくっつけておくことが重要です。
テープがくっついていれば、ゴミが入りこむすき間が少なくなります。

洗うときもくっつけて洗う

マジックテープ製品を洗うときも、くっつけたまま洗いましょう。
細かい糸くずやホコリなどがつくのを防ぐためです。

「マジックテープ部分の汚れを取りたいから」と、剥がした状態で洗うと、洗濯中に出るいろいろなゴミがついてしまって、余計に汚れてしまいます。
マジックテープが汚れているときは、前述した方法で汚れを取り除いてから、テープをくっつけて洗ってください。

洗濯するときはネットに入れる

ネットに入れることも、ゴミを寄せつけないために有効です。

洗濯機の中は、ほかの洗濯物の糸くずやホコリなどがけっこうあるものです。
マジックテープをくっつけて、さらにネットに入れると、二重にゴミを避けることができます。

アイロンで熱を加えない

マジックテープは素材上高温に弱いので、アイロンで熱を加えると溶けてしまうことがあります。
アイロンがけをするものにマジックテープが使われている場合は、その部分を避けてアイロンをかけてください。

フック面を復活させるときにドライヤーを使う方法をご紹介しましたが、ドライヤーがアイロンに比べて低温なためです。
アイロンは温度が高すぎて、溶ける可能性が大きいです。

アイロンがけのときに当てたり、「ドライヤーじゃものたりないから」とフック面の修復に使ったりすることは避けてください。

まとめ

便利なマジックテープは、ちょっとしたコツで長持ちさせることができます。

お気に入りのものに使われているマジックテープをいたわりながら使えば、もっと長い期間愛用できるでしょう。
マジックテープがへたってきたかな? と思ったら復活方法で復活させながら、粘着力を保ってください。

ですが、構造上どうしても劣化していくものなので、粘着力の弱まりが気になるほどになったら、潔く交換しましょう。

軽くて丈夫、ていねいに使えば長持ちするマジックテープと上手に付き合っていきたいですね。

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