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高齢者向け盛り上がるクイズ集|ホワイトボードを使ったレクリエーションも紹介

目次

脳トレやクイズをすることで高齢者の認知症予防になる?

盛り上がる簡単なクイズで高齢者のストレスを発散

いくつかの研究によると、クイズや脳トレーニングは認知症予防の手段として有効であるという結果が示されています。

他者とのコミュニケーションやクイズの回答を思考する事によって、脳に刺激を与える事ができるためです。

一例として、毎日10分間の脳トレーニング(クイズやパズル)を行うことで、高齢者の認知機能が改善され、認知症のリスクが低下したという研究結果も発表されており、クイズは適度な運動や食事、趣味などの活動と並んで認知症予防に対して効果的な手段であることが知られております。

皆様も盛り上がるクイズで高齢者と一緒に楽しみながら、認知症予防をしてみてはいかがでしょうか?

笑えるクイズで高齢者とのコミュニケーション促進

皆様の中には、TV番組で「ご長寿早押しクイズ」というコーナーが放送されていた事をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?

出題者が出したクイズに3人の高齢者の方が早押しで回答をする番組ですが、どの放送回を見ても、出題者・回答者・観客の全員が笑顔に包まれる様な素敵な番組であったことを覚えています。

年齢の離れた方とお話をするのが苦手な方でも、クイズというコミュニケーションツールを利用することで「ご長寿早押しクイズ」の様に自然に笑顔があふれる素敵な関係を築くことができるのではないでしょうか。

高齢者の方は、子供の自立や仕事の引退によって、極端に会話をする機会が減ってしまう方も多く、年齢を重ねる程に孤独を感じるケースが増える傾向にあります。

しかし、他者とのつながりは健康な精神状態を保つ上でも必要不可欠な要素です。

ぜひ、皆さんの方から声をかけてみてあげてくださいね。

簡単な高齢者向け脳トレクイズ例と注意点

簡単な高齢者向けの脳トレクイズの例題

「いちご」を漢字で書くとどれでしょう? 
a.苺 b. 猫 c. 思 

答え:a.苺

日本の首都はどこでしょうか?      
a.東京 b. 大阪 c. 名古屋

答え:a.東京

脳トレクイズを高齢者へ出題する際の注意点

高齢者の方とクイズをする際の注意点について上げさせていただきます。

  • ご高齢者の方の気持ちを最優先に考える

無理にクイズへ参加させたり、クイズに回答できない事を馬鹿にする様な態度をとることは、齢者の方を傷つける恐れがありますので、最も避ける必要のある行為となります。

良かれと思ったのに、もうクイズに参加してくれない。。。なんてことになってしまっては嫌ですよね。

お互いに楽しい気持ちになれる様に、ご高齢者の方の気持ちに寄り添い、尊厳に配慮した対応を心がけましょう。

  • 時間に余裕をもつ

クイズを出す際は、できるだけ時間に余裕を持つようにしましょう。

ご高齢者の方々は、問題を解くスピードも様々です。

時間に余裕をもってそれぞれに考える時間を確保してあげる事が重要です。

回答を考えている途中で打ち切られてしまっては、折角のクイズも面白さが半減しますよね。

ご高齢者の方に、満足感や充実感を感じていただくためには、焦りや時間制限は禁物ですのでご注意ください。

  • レベルの異なるクイズを準備する。

ご高齢者の方々の状態は実に様々です。

クイズを解くスピードと同様に、高齢者の方々の状態に合わせたレベルのクイズを出す事が望ましいです。

レベルの合わない出題をすることは回答者のプライドを傷つけたり、やる気を失わせる原因になりかねません。

その様な事態を避けるためにも、予め、初級~中級~上級のクイズを準備する事で慣れてきたころに出題内容をレベルアップしていくなどの対応をとることも可能となります。

多くの問題を準備しておくことで、高齢者の方を飽きさせる事無く、熱中して問題を解く環境を準備してあげる様にこころがけましょう。

高齢者向け三択クイズで雑学で盛り上がろう

それでは、具体的なクイズについてご紹介させて頂きます。

三択クイズは、回答を選択肢の一つとして提示しているため、初級のクイズとして出題し易いクイズとなります。

以下にクイズの例を挙げさせて頂きますので、参考にされてみてはいかがでしょうか?

「川の流れのように」と言えば?     
a.北島三郎b.美空ひばりc.タモリ

答え:b.美空ひばり

本能寺の変で討たれた武将は?      
a.山本五十六b.卑弥呼c.織田信長

答え:c.織田信長

太陽が昇る方角はどこになりますか?   
a.北 b. 東 c. 西

答え:b.東

日本の伝統的なお酒は何でしょう?    
a,ビール b. ワイン c. 日本酒

答え:c. 日本酒

イカの足の本数は何本でしょうか?    
a,10本 b. 11本 c. 12本

答え:a. 10本

4月は和風月名で何というでしょうか?  
a,卯月 b. 皐月 c. 水無月

答え:a. 10本

1年の内で28日までしかない月は?     
a,1月 b. 2月 c. 3月

答え:a. 2月

昭和を感じる懐かしいクイズで高齢者も大盛り上がり!

次は、昭和を感じられる様な懐かしいクイズです。

高齢者の方々も昔を思い出し、懐かしい気持ちに浸れると思います。

意外に感じるかもしれませんが、今では当たり前に使われている製品や文学も昭和時代から流行し始めたものが数多くありますので、高齢者の方の実体験に基にした思い出話は、あなた自身の発見にも繋がり、きっと大盛り上がりできるのではないでしょうか。

昭和10年(1935年)に日本で初めて開業した高速道路とは? 
a.中央自動車道 b. 東名高速道路 c.名神高速道路

答え: c.名神高速道路

昭和20年代(1948年)に三越百貨店で発売されたものは? 
a.国産ボールペンb.シャープペンc.マジック

答え:a.国産ボールペン

昭和20年代(1953年)、プロレスや大相撲が大変な人気となりましたが、何で放送されたでしょうか?
a.洗濯機b.乾燥機c.街頭テレビ

答え:c.街頭テレビ

昭和30年代(1955年-1964年)に、NHKで放送された子ども向け番組はどれでしょう?      
a.おかあさんといっしょ b. ひょっこりひょうたん島 c. ぐりとぐら

答え:a.おかあさんといっしょ

昭和30年代(1958年)に完成した東京のシンボルとして有名な電波塔の名前はなんでしょう?    
a.東京スカイツリーb.東京タワーc.太陽の塔

答え:b.東京タワー

昭和30年代(1958年)に流行したフラダンスの様に腰を動かして回すものは何でしょうか?           
a.アロハシャツb.フラフープc.けん玉

答え:b.フラフープ

昭和40年(1966年)に放送開始された、長寿番組「笑点」で、司会を務めた初代司会者は誰ですか?  
a,桂歌丸 b. 立川談志 c. 春風亭昇太

答え:b.立川談志

昭和40年代(1970年)に日本で初めて開催された万博の名前は?                 
a.大阪万博b.愛知万博c.つくば科学博

答え:a.大阪万博

昭和50年代(1975年-1984年)に、放送されたドラマ「西部警察」で主人公を演じた俳優は誰でしょう?  
a.加藤剛 b. 渡哲也 c. 梅宮辰夫

答え:b. 渡哲也

昭和天皇の在位期間は何年になりますか?                         
a.45年 b.55年c.62年

答え:c.62年

ホワイトボードを使った高齢者向けクイズで手軽にレクレーション

今までの紹介させて頂いたクイズ形式は、高齢者の方の認知機能の中でも記憶力に関わる内容でした。

クイズは出題の形式によって、記憶力だけではなく、判断力・遂行力・計算力・言語力などの様々な認知機能をトレーニングすることが可能です。

ここでは、先ほどの内容とは少し趣向を変えてホワイトボードを使用した手軽なレクリエーション形式のクイズをご紹介させて頂きます。

漢字分解クイズ

漢字をバラバラに分けて出題し、組み合わせた後の漢字が何になるかを当てるゲームです。

ホワイトボードにバラバラにした漢字を記載し、回答者は答えがわかったら出題者に回答を伝えます。

例えば、「昭」という感じであれば、「日」「刀」「口」をホワイトボードに記載するイメージです。

問題例としては、「口」+「口」=「回」、「言」+「十」=「計」などが考えられますが、回答者のレベルに合わせて出題の難易度をUPする方法なども高齢者を飽きさせない手法として有効です。

連想ゲーム

連想ゲームとは、「暖かいといえば春 → 春と言えば桜 → 桜と言えばピンク」という様に連想される言葉を回答者が順番にホワイトボードへ記載していくゲームです。

高齢者様同士でのコミュニケーションや脳トレーニングに高い効果が期待できます。

高齢者の方々には次の回答者がわかりやすい様に順番に座っていただきます。

高齢者の方が「暖かいといえば春」と回答された内容を出題者の方が、ホワイトボードへ「暖かい」→「春」と記載してゲームを進行していってください。

TV番組などではリズムに合わせた短い時間設定でゲームが進行しておりますが、高齢者様の状況に合わせて制限時間を設定することである程度難易度を調整することが可能です。

連想ゲームが難しい状況であれば、同様の進行方法でしりとりへゲームを変更する事も可能です。

チーム対抗「●●がつく言葉」ゲーム

3~5人程度を1チームとして、複数のチームを準備します。Aチームには「あ」がつく言葉をあげてもらい、Bチームには「い」がつく言葉を上げてもらうなど

Aチームには「あ」がつく言葉をあげてもらい、Bチームには「い」がつく言葉をあげてもらう等とし、あがった言葉の数を競います。

チーム毎に実力差が出ない様に配慮してチーム分けをするか、くじ引きなどでチーム分けを行うことで公平性を保つことに配慮が必要です。

人気の都道府県クイズで楽しく脳トレ!

次は、4つの言葉から答えを連想する都道府県クイズについて紹介させて頂きます。

出題者が出す4つのヒントから、どの都道府県の事を指しているのか連想してください。

【第一問】

ヒント:
①日本一の人口密度です。
②もんじゃ焼き発祥の地と言われています。
③サザエさんが住んでいる都道府県です。
④1964年にオリンピックが開催されました。

答え :東京都

【第二問】

ヒント:
①世界最大手の自動車メーカートヨタの本社があります。
②味噌カツや味噌煮込みうどんが名産として有名です。
③原爆を投下された過去があります。
④県鳥はコノハズクです。       

答え :愛知県

【第三問】

ヒント:
①ちゃんぽんが有名です。
②観光地としてハウステンボスが人気があります。
③中日ドラゴンズの本拠地があります。
④タレントの福山雅治さんの出身地です。                

答え :長崎県

【第四問】

ヒント:
①たこ焼きやお好み焼きなどの粉もんと呼ばれる食べものが有名です。
②お笑い文化の代名詞と言える吉本興業の本拠地です。
③阪神タイガースの本拠地があります。
④昭和の雰囲気を残すジャンジャン横丁があることで有名です。                          

答え :大阪府

【第五問】

ヒント:
①毎年雪まつりが開催されています。
②ジャガイモやメロン等の農産物が有名です。
③ラベンダー畑等の広大な自然がある事でも知られています。
④カーリング代表チームのロコソラーレの本拠地があります。                                 

答え :北海道

高齢者向けクイズ集まとめ

いかがでしたでしょうか?

一口にクイズと言っても様々な種類や方法があることを知って頂けたのではないかと思います。

多様な方法があるからこそ、高齢者の方々の事情やその場の状況に合わせて、最適な提案をする事が可能です。

冒頭でも記載させて頂いた通り、ご高齢の方ほど、孤独を感じやすい環境に陥る事が多くストレスや悩みを抱えてしまうケースが少なくありません。

皆で楽しくクイズをする事は、認知症の予防や良好な人間関係を築くことができると思いますので、ぜひ、ご家族や職場の方々と一緒に遊んでみて下さい。

今回ご紹介させて頂いた内容はほんの一例となりますので、時間に余裕のある方はぜひ、オリジナルクイズの作成にも挑戦されてみてはいかがでしょうか?

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