楽天ポイントを運用してみようと考えている方は多いでしょう。
しかし、その運用で失敗することはあるのでしょうか?
ポイントを増やすためにはどうすればいいのか、放置が良いのか、そして運用に伴うリスクは何か。
本記事では、これらの疑問について、ポイント運用の基本から注意すべきポイントまで丁寧に解説します。
楽天ポイント運用は失敗する?マイナスになるの?
楽天ポイント運用において失敗する、つまりポイントがマイナスになる可能性はあります。
けれどもこれは投資の一般的な性質なので、デメリットとは言えません。
楽天ポイント運用では、コース(アクティブコースやバランスコースなど)を選択し運用を行いますが、投資信託の成績に連動してポイントが増減が発生します。
たとえば、アクティブコースは株式と債権に70:30の割合で投資しており、株式の方が値動きが大きいため、利益だけでなく損失のリスクも伴います。
半年から1年程度の長期的な視点で見守る余裕を持つこと
過去のチャートを確認すると、長期的な運用でポイントが増加する傾向にあります。
楽天ポイント運用は失敗したらお金が減る?
楽天ポイント運用を始める際に不安なのが、「運用に失敗したら実際のお金が減るのか?」という点でしょう。
この段落では、失敗をしたらどうなるのかについて詳しく解説をしていきたいと思います。
楽天ポイント運用は疑似投資だから現金の取引はない
楽天ポイント運用は、実際に証券口座を開設したり、株式や投資信託を購入したりするわけではありません。
あくまで楽天ポイントを利用した疑似投資です。
つまり、楽天ポイント運用で発生するのはポイントの増減のみであり、直接的な現金の損得は発生しません。
このシステムでは、楽天ポイントを運用することで、ポイントの増減を体験できますが、これは現金の取引とは異なります。
現金の増減が発生しないため、初心者でもチャレンジしやすい投資と言えるでしょう。
たまった楽天ポイントで運用する仕組み
楽天ポイント運用の魅力は、日頃のショッピングやサービス利用で貯めた楽天ポイントを、さらに増やすチャンスがあることにあります。
運用開始に必要なポイントは、100ポイントからと非常に低く設定されています。
そのため、楽天市場での買い物や楽天カードの利用などで貯まったポイントを活用して、運用を始めることができます。
ポイント運用では、アクティブコースやバランスコースといった運用コースを選択します。
それぞれのコースが目指す投資信託の運用成績に連動してポイントが増減します。
普段の買い物で貯めたポイントを使って、投資の世界に低リスクで足を踏み入れることが可能になります
ポイントがゼロ以下にはならない
楽天ポイント運用で重要なのは、ポイントが減少するリスクはあっても、ポイントがマイナスになることはないという点です。
運用で損失が発生した場合でも、減るのは運用に使用したポイントのみで、ポイントがゼロ以下になることはありません。
運用ポイントが全てなくなることはあっても、それ以上の損失が発生することはありません。
楽天ポイント運用は、投資に興味はあるけれどもリスクを抑えたいと考えている方におすすめのサービスだといえます。
楽天ポイント運用は増えない?放置するべき?
楽天ポイント運用で気になるのが、ポイントが増えない場合、どうすれば良いかということです。
楽天ポイント運用は、大きな資本を必要とする実際の株式投資とは異なり、あくまで疑似投資体験です。
このため、運用によって数十万円の大幅な増加を期待するのは非現実的ですが、運用ポイントは時間をかけて増加する可能性があります。
ここではより詳しく解説をしていきたいと思います。
疑似運用体験なので数十万円増えることはない
楽天ポイント運用において、ポイントが大幅に増えることを期待するのは現実的ではありません。
これは、楽天ポイント運用が実際の現金投資ではなく、疑似運用体験を提供するサービスであるためです。
その性質上、運用によるリターンは限定的であり、数十万円といった大幅な増加を見込むのは難しいのが実情です。
一喜一憂せず放置しているとプラスになりやすい
楽天ポイント運用を長期間放置することで、ポイントがプラスに転じる可能性が高まります。
短期間での大きなリターンを期待することは避け、長期的な視点を持つことが、楽天ポイント運用の鍵です。
市場の変動は避けられないものですが、長期的にはプラスの成果を期待できることが多いです。
そのため、運用結果に一喜一憂することなく、ポイント運用を継続することが、最終的にポイントを増やすための効果的な方法です。
楽天ポイント運用のコースは2種類ある
楽天ポイント運用では、投資者のリスク許容度や投資目的に応じて選択できる、2つのコースが用意されています。
これらは、「アクティブコース」と「バランスコース」と呼ばれ、それぞれ違う運用方法となっています。
値動きが大きいアクティブコース
アクティブコースは、株式に重点を置いた運用が行われるため、値動きが比較的大きくなります。
このコースは、より高いリターンを目指す代わりに、市場の変動によるリスクも大きくなる傾向があります。
アクティブコースを選択する投資者は、市場の波に乗じて大きな利益を狙うことができます。
値動きが小さいバランスコース
バランスコースは、その名の通り、株式と債券にバランス良く投資されることで、比較的安定した運用を目指します。
値動きがアクティブコースに比べて小さいため、市場の急激な変動からポートフォリオを守りやすく、リスクを抑えつつ着実に資産を増やしていくことが可能です。
楽天ポイント運用とポイント投資はまったく違う
楽天ポイント運用と楽天ポイント投資は、名前が似ていますが実は全く異なる仕組みで運用されます。
- 楽天ポイント運用
- 楽天が提供するサービスの一環として、楽天ポイントを使って投資信託の運用成績に連動する形でポイントの増減が決まる仕組みです。
- 楽天ポイント投資
- 楽天証券を通じて、実際に株式や投資信託などの金融商品を購入する際に楽天ポイントを使用することができるサービスです。
ここではより詳しく違いについて解説をしていきたいと思います。
現金収入が目的ならポイント投資
現金収入を目指す場合、楽天ポイント投資が適しています。
楽天ポイント運用では、ポイントの増減を体験することはできますが、現金として収入を得ることはできません。
一方で、楽天ポイント投資を利用すれば、投資による収益を現金で得ることが可能です。
どちらも100ポイントや100円からできる
楽天ポイント運用も楽天ポイント投資も、小額から始めることが可能です。
楽天ポイント運用は100ポイントから、楽天ポイント投資も100円相当のポイントから始めることができます。
これにより、大きなリスクを取ることなく、投資の世界に足を踏み入れることができます。
小額から始められることは、投資初心者や資金に余裕のない方にとっても、大きなメリットだといえるでしょう。
投資は楽天証券の口座開設が必要
楽天ポイント投資を行うには、楽天証券での口座開設が必要です。
これは、実際の金融商品の売買に関わるため、証券口座が必須となるからです。
口座開設はオンラインで簡単に行うことができます。
楽天ポイント運用では、特別な口座開設の必要はありません。
楽天のサービスを通じて簡単に運用を開始することができます。
楽天ポイント運用のデメリットとは
楽天ポイント運用システムはメリットの多いサービスではありますが、いくつかの制限やデメリットが存在します。
楽天ポイント運用を始める時は、デメリットも理解をしたうえで始めましょう。
ここではそのデメリットについて解説をしていきたいと思います。
現金化できない!増えてもポイントで使うのみ
楽天ポイント運用の1番のデメリットは、運用によって得られるリターンがポイントでしか受け取れないことです。
つまり、どんなにプラスの利益が出たとしても、ポイントは現金として引き出せないということです。
運用によって増えたポイントは、あくまで楽天市場や楽天グループの提供する様々なサービス内でしか利用することができません。
楽天市場のSPUが対象外
楽天市場で利用できるスーパーポイントアッププログラム(SPU)は、楽天ポイント運用では利用できません。
SPUは、楽天市場での買い物など特定の条件を満たすことでポイント還元率を上げることができるプログラムです。
ポイント運用はSPUの対象外となり、その恩恵を受けることはできません。
期間限定ポイントは使用できない
楽天ポイント運用では、期間限定ポイントの使用はできません。
期間限定ポイントは、特定のキャンペーンなどで付与されるポイントで、使用期限が設定されています。
この性質上、長期的な運用には適さないため、期間限定ポイントを運用に活用することはできないのでしょう。
ポイント反映がタイムリーではない
楽天ポイント運用の結果がアカウントに反映されるまでにはある程度のタイムラグが存在します。
この遅延は、特に市場が急激に動いている時には、運用戦略的にデメリットだと感じる人も多いです。
例えば、株式市場が大きく上昇するようなときに迅速にポイントを追加運用したい場合でも、反映遅延があるためにそのチャンスを逃すことがあります。
追加運用したいときは手動で操作
楽天ポイント運用において、運用中のポイントを追加する場合は完全に手動で行わなければいけません。
自動で再投資されるシステムを採用していません。
そのため、投資者は自身で運用状況を常にモニタリングし、ポイントを追加したいときには自ら操作を行う必要があります。
手動操作の必要性があるため、忙しい日常生活の中で定期的に運用状況をチェックし、適切なタイミングで追加運用を行うことが大きな負担と感じることも多いでしょう。
「楽天ポイント運用 失敗」を調べている人がよく思う質問
楽天ポイント運用の注意点は?
楽天ポイント運用では、営業日の14時までに注文を受け付け、翌営業日の22時にポイントが反映されます。このタイムラグは運用戦略に影響を及ぼす可能性があります。
楽天ポイント運用の必勝法は?
楽天ポイント運用のコツは、運用するポイント数を多くすること、下がった時には焦らず放置する、そして運用益が5~10%になったら引き出すことなどが挙げられます。とくにアクティブコースでの運用は、日々の動きが大きいため、積極的なポイント運用を目指す方におすすめです。
楽天ポイントがマイナスになったらどうなる?
楽天ポイント運用はいつ反映されますか?
楽天ポイント運用でのポイント反映は、営業日の14時までの引き出し受付で、翌営業日22時以降に反映されます。たとえば、木曜日の14時までに引き出しを受け付けた場合、金曜日の22時以降に通常ポイントとして反映される仕組みです。
まとめ:楽天ポイント運用は投資の体験として使ってみる
楽天ポイント運用は、従来の金融投資とは異なる、投資体験ができる疑似的なサービスです。
このシステムを利用することで、楽天ポイントを使って実際に投資信託に関連する運用を体験し、ポイントの増減を通じて投資の基本原則を学ぶことができます。
運用結果がタイムリーに反映されない、現金化できない、特定のポイントが使用できないなどのデメリットがあります。
しかし、投資をする上でのリスク管理や資産運用の基礎を理解する良い機会にもなるでしょう。
投資について学んでみたい、ポイントをリスクなしで増やしたい人には楽天ポイント運用はとてもオススメのサービスです。
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