真夏の暑い日に鍋料理を楽しむことで、夏バテや暑さ対策に効果があるということをご存知ですか?
「ぽかぽか温かくなるお鍋は冬のもの」と思われがちですが、実は夏のお鍋には意外なメリットがたくさんあるんです!
そこで今回は、体力を消耗しがちな夏にこそ鍋料理が活躍する理由と、おすすめの夏鍋レシピを調査してみました!
簡単でさっぱりとしたメニューで、夏の食欲を満たしましょう!
夏に鍋はおかしい?
夏に鍋を食べる人は多い!
お鍋=冬というイメージを持たれている方も多いかと思いますが、実は夏にお鍋を楽しんでいる方も多いんです!実際に「夏 お鍋」レシピを調べてみると、たくさんのレシピが投稿されています。
「夏にお鍋なんて余計に熱くなりそう」と思われるかもしれませんが、夏のお鍋には「食欲がなくても野菜をたっぷり摂れる」「暑いキッチンでも簡単に調理できる」「クーラーで冷えた体を温めてくれる」など、メリットがたくさん!
ここからは、夏にお鍋を食べるメリットをご紹介しましょう。
冷房などで冷えた体を温める
夏は暑さをしのぐために、冷たい飲食物や冷房を頼りがち。しかし、その反動で体が冷え過ぎてしまうことを忘れてはいけません。
長時間の冷房に当たったり、冷たいものを飲んだり食べたりしたことで体を冷やしすぎてしまうと、血行不良や体調不良の原因になることも。
そんなときに、温かい鍋料理を食べると体を芯から温めることができるのです。冷えた体を中からじんわり温めてくれるので、リラックスできますよ。
手軽に野菜が採れるのも魅力
夏の暑さで食欲不振になりがちなときでも、お鍋を活用すればたくさんの野菜を摂取できます。お鍋にはたっぷりの野菜が入っているので、ビタミンやミネラルを豊富に摂取できて、夏バテ予防に効果的です。
特に夏野菜には、強い日差しに耐えるための栄養が詰まっており、ビタミンやポリフェノールなどの抗酸化作用も期待できます。トマトやピーマン、なすなどの色鮮やかな野菜は、見た目にも食欲をそそります。夏のお鍋で、健康的で美味しい食事を楽しみましょう!
夏はむしろ定番?夏鍋はいいことたくさん
冷房や冷たいものの摂り過ぎで、冷えてしまった体を温めてくれたり、食欲がなくても野菜をたっぷり食べられたり…夏のお鍋には良いことがたくさんあるのですが、何よりも「作るのが簡単」というのがお鍋の良いところですよね!
夏のキッチンは、立っているだけでも疲れてしまうくらい暑くて…そんななか、何品もおかずを作るのはとても大変です。
そんな面倒な夏の調理も、お鍋なら切って煮込むだけの簡単調理でOK。確かにコンロの火や湯気でキッチンは暑くなりますが、お鍋を火にかければ放っておくだけで出来上がるので、炒めたり揚げたりという調理よりは楽チンです。
夏に鍋を食べるとダイエット効果があるの?
熱い鍋で発汗作用
温かいお鍋を食べることで体が温まり、発汗作用や、新陳代謝アップが期待できます。
体温が上がることで基礎代謝がアップすると、日常の活動でも脂肪燃焼が促進されるため、痩せやすくなるという効果が。体が温まることで冷え性も改善も期待できるので、冷房で手足が冷えてしまうという方にも夏のお鍋はおすすめです。
暑い季節でも鍋料理を楽しむことで、しっかり汗をかいてリフレッシュもできちゃいます。
ヘルシーに野菜をたっぷり摂取
お鍋は野菜のかさが減るため、その分たっぷりと食べられます。野菜をたくさん摂ることで食物繊維やビタミン・ミネラルを豊富に補給し、腸内環境を整える効果も。
また、鍋の具材によって糖質やカロリーの摂取量を調整することも可能であり、ダイエット中でも満腹感を得ながらバランスの良い食事を楽しむことができます。栄養素をしっかり摂取しつつヘルシーな食事でダイエットも楽しめちゃいますよ。
塩分過多に注意!
手軽に調理できるうえに、野菜がしっかり食べられてダイエットにピッタリなお鍋ですが、塩分の摂り過ぎには注意が必要です。
1日の塩分摂取量の目標は男性が7.5g以下、女性が6.5g以下といわれていますが、市販されているお鍋の素(3〜4人前・750g)には、14〜23g程度の塩分が含まれており、3人で食べると1食分の塩分摂取量を超えることもあります。
さらに、つみれなどの具材には塩分が多く含まれていることもあり、具材に含まれる塩分にも注意です。
塩分を抑えるために、昆布や鰹節で出汁を取ったスープを使用したり、市販のお鍋の素を使わずに手作りしてみましょう。
シンプルな鍋スープだと物足りなさを感じることもありますが、しょうがやにんにくなどの薬味を加えることで、薄味でも満足感を得ることができますよ。
夏鍋|一人鍋でもおいしいレシピ3選
定番のキムチ鍋
- 豚バラ肉 300g
- キャベツ 1/2玉(600g)
- とうもろこし 1本(300g)
- トマト 大1個(250g)
- にんじん 1本(150g)
- ズッキーニ 1本(170g)
- オクラ 1袋(100g)
- ごま油 大さじ1杯
- 水 600㏄
- キムチの素※ 90g
- 鶏ガラスープの素※ 大さじ1杯
- 牛乳※ 100ml
- 味噌※ 90~100g
- 醤油※ 大さじ1杯
- バター 1片
《材料は3~4人分です》
- 豚バラ肉と野菜を食べやすい大きさにカットします。
- お鍋にごま油を引き、豚バラ肉を炒めます。
- 野菜と水を入れ、軽く煮立たせます。
- ※の調味料を全て入れ、キャベツがしんなりするまで煮込みます。
- 野菜が柔らかくなったら、仕上げにバターを入れて完成です。
家にある素材で手軽にちゃんこ鍋
- 白菜やキャベツなどの葉物野菜 600g
- きのこ類 1/2
- ネギ 1本
- 薄切り豚肉や鶏肉 300g
- 鶏ガラスープの素※ 大さじ2杯
- ほんだし※ 大さじ1杯
- 砂糖※ 小さじ2杯
- 塩※ 小さじ1/2杯
- 水※ 750㏄
- ごま油 大さじ2杯
《材料は3~4人分です》
- 野菜を食べやすい大きさに切ります。
- ※の調味料を鍋に入れて加熱します。
- 砂糖や塩が完全に溶けたら、火を止めて野菜やお肉を入れ中火で煮込みます。
- 葉物野菜がしんなりしたら、ごま油を回し入れてひと煮立ちさせれば完成です。
豚肉で夏バテ予防!豚しゃぶ
- 豚薄切り肉(しゃぶしゃぶ用) 300g
- レタス 1/2個
- ミニトマト 12~16個
- カイワレ大根 1/2パック
- 大根おろし※ 150g
- にんにくすりおろし※ 小さじ1/3杯
- 醤油※ 大さじ3杯
- みりん※ 大さじ3杯
- 酒※ 大さじ3杯
- 酢※ 大さじ1~2杯
- 砂糖※ 小さじ1杯
- 鶏がらスープの素※ 小さじ1/2杯
《材料は3~4人分です》
- ※の材料を全て鍋に入れて、ひと煮立ちさせ冷ましておきます。(にんにくはチューブでも可)
- 鍋に湯を沸かし、その間に茹でたお肉を冷やすためにボウルに氷を入れた水を用意しておきます。
- 鍋のお湯が沸騰したら、豚肉を一枚ずつ入れてサッと湯がき、白くなったら直ぐにボウルの水に入れて冷まします。(お湯の中にお酒を大さじ1杯入れておくとより美味しくなります)
- 豚肉をザルにあげて、しっかり水を切ります。
- レタスは一口大にちぎって水に浸け5分程置き、ザルにあげてしっかり水を切ります。ミニトマトは半分にカットし、カイワレ大根は根本をカットします。
- お皿にレタスを敷き、その上にお肉を乗せます。周りにミニトマトを並べます。
- 最後に①のおろしタレを回しかけて、カイワレ大根をトッピングしたら完成です。
夏鍋|さっぱり食べられるレシピ5選
ポン酢でさっぱりレタス豚しゃぶ
- 豚薄切り肉(しゃぶしゃぶ用) 200g
- レタス 1/2個
- ネギ 1本
- えのき 100g
- 絹ごし豆腐 200g
- しょうが 10g
- にんにく 1片
- 水※ 800ml
- 鶏がらスープの素※ 大さじ1杯
- 塩※ 小さじ1杯
- ポン酢 大さじ4杯
《材料は2人分です》
- レタスは手で一口大にちぎり、ネギは斜め薄切り、絹ごし豆腐は2等分に切ります。えのきは石づきを切り落として、手でほぐしておきます。
- しょうがとにんにくを薄切りにし鍋に入れ、※を入れて沸騰したら①を入れます。
- ③に豚肉をくぐらせ、火が通ったらポン酢につけてお召し上がりください。
さわやかなレモンと鶏肉と冷やし鍋
- 鶏もも肉 150g
- 白菜 200g
- 水菜 100g
- 木綿豆腐 200g
- しめじ 100g
- レモン 1個
- 水※ 800cc
- 鶏がらスープの素※ 小さじ1杯
- 塩※ 小さじ1杯
- 酒※ 大さじ3杯
- レモン果汁 大さじ1杯
《材料は2人分です》
- 鶏もも肉・白菜・水菜・豆腐を食べやすい大きさに切ります。レモンは厚さ3mmの輪切りに、しめじは石づきを切り落として、手でほぐしておきます。
- 鍋に鶏もも肉と※を入れ、中火にかけます。
- ②が沸騰したら灰汁を取り、白菜・しめじ・豆腐を入れて5分間煮込みます。
- 具材に火が通ったらレモン汁を回し入れ、水菜とレモンを乗せれば完成です
シンプルな味わいの豚バラとネギ塩レモン鍋
- 豚バラ薄切り肉 300g
- ネギ 1本
- 白菜 200g
- 豆苗 100g
- レモン 1個
- ごま油※ 大さじ4杯
- 塩※ 小さじ1/2杯
- 黒コショウ※ 小さじ1/2杯
- 水 500ml
- 鶏がらスープの素 大さじ1杯
《材料は2人分です》
- 白菜・豆苗は食べやすい大きさに、ネギは小口切りに、レモンは厚さ3mmの輪切りにします。豚バラ肉には材料外の塩コショウをしておきましょう。
- ボウルで※とネギを混ぜ合わせます。
- 鍋に水・鶏がらスープの素を入れ、沸騰したら白菜を入れます。
- 白菜がしんなりしてきたら、豚バラ肉と豆苗を入れて、豚バラ肉に火が通るまで煮ます。
- 食べる直前に②のネギとレモンを乗せれば完成です。(レモンは煮込むと苦味が出るので注意しましょう)
トマトたっぷりイタリアン鍋
- 鶏モモ肉 1枚
- 鶏手羽元肉 5本
- 鶏団子 10個
- ウインナー 3本
- キャベツ 1/4個
- にんじん 1/2本
- じゃがいも 2個
- しめじ 1/2パック
- オリーブオイル 大さじ1杯
- にんにく 1片
- カットトマト缶 1缶(400g)
- 水 2カップ
- オレガノ(乾燥) 適量
- コンソメ(顆粒) 大さじ1杯
- ケチャップ 大さじ2杯
- 塩 適量
- コショウ 適量
《材料は2~3人分です》
- 鶏もも肉・野菜類は食べやすい大きさに切ります。(ブロッコリーやミニトマトなどの夏野菜を加えても美味しいですよ)
- にんにくをみじん切りにし、オリーブオイルと一緒に鍋に入れて火にかけます。
- にんにくの香りが立ってきたら、トマト缶・オレガノ・コンソメ・水を入れます。
- ケチャップ・塩・コショウを入れます。
- ひと煮立ちしたら、鶏もも肉や野菜などの材料を入れ、火が通ったら完成です。
夏のさっぱり鍋といえば水炊き
- 鶏手羽肉 8本
- 油揚げ 2枚
- もやし 1袋
- にんじん 1/2本
- ネギ 1本
- 水菜 200g
- しめじ 200g
- えのき 200g
- だし汁 7カップ
- ポン酢 大さじ8杯
- レモン汁 大さじ1杯
- 塩 小さじ1/2杯
《材料は4人分です》
- 油揚げは短冊切り、水菜は5センチの長さに、にんじんは斜め薄切り、ネギは斜めに切ります。えのき・しめじは石づきを切り落として、手でほぐしておきます。
- 鍋にだし汁と塩を入れ沸騰させます。
- 鶏手羽肉を入れてひと煮立ちしたら、火を弱め15分程煮て灰汁をとります。
- 油揚げ・もやし・にんじん・ネギを入れてひと煮立ちさせ、えのき・しめじ・水菜を入れてさっと煮ます。
- 火が通ったら、ポン酢にレモン汁を加えたタレにつけてお召し上がりください。
まとめ
体力を消耗しがちな夏にこそ鍋料理が活躍する理由と、おすすめの夏鍋レシピを調査してみました!
気温が高くても、冷房や冷たい食べ物の影響で実は体が冷えすぎていることがあります。そこで、温かくて野菜もたくさん摂れる栄養満点のお鍋で体を温めるのがおすすめ!
夏のキッチンは暑くて、料理をするのが億劫になってしまいますが、お鍋は具材を切って煮るだけの簡単調理!
夏にピッタリなお鍋レシピも数々あり、夏だからこそ楽しめるお鍋も。夏野菜は強い日差しを浴びて育ち、抗酸化作用のあるビタミンやポリフェノールが豊富に含まれています。トマトやピーマン、なすなど色鮮やかな野菜が多く、見た目からも食欲を刺激してくれます。
夏野菜をたっぷり使ったお鍋を食べて、暑い夏を乗り切りましょう!
夏に鍋 おかしいを調べている人がよく思う質問
夏に鍋を食べるメリットは?
夏にお鍋を食べることで、冷たい飲食物や冷房の影響で体が冷えすぎた体を温めてくれます。また、食欲がなくても栄養たっぷりの夏野菜をしっかり食べられます。
夏にキムチ鍋を食べるとどんな効果があるの?
キムチにはビタミンや乳酸菌を多く含まれていて、体の調子や腸の働きを整える効果があります。唐辛子に含まれるカプサイシンは、食欲を高めてくれる効果が。総じて、体力回復・免疫力アップの効果がキムチには期待できます。
鍋は何月まで?
お鍋=冬というイメージが強いかと思いますが、調理も簡単で季節の野菜がたっぷり摂れるので、最近では一年中食べられるようになりました。
鍋を食べる理由は何ですか?
アイリサーチの調査によると、お鍋を食べる理由の1位は「野菜がたっぷり食べられる」ということでした。2位は「体が温まる」3位は「調理が簡単」という結果になっています。
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