心が壊れている人の特徴には、どのような症状があるのでしょうか?
しんどいと感じる日が続くとストレスがたまり、心が壊れてしまいます。
毎日ネガティブな感情を抱えながら生活するのは、辛いですし助けて欲しいと思いますよね。
こちらの記事では、心が壊れている人の特徴について解説していきます。
心が壊れてる人の原因
精神的に病んでいる人の理由は、専門病院でも断定するのは難しいといわれています。
なぜなら、多くの負の要素が絡み合って発症するものだからです。
例えば、心が壊れる原因は様々で、以下に例をあげてみます。
・ストレスによる心の傷
・うつ病や、不安障害などの発症
・いじめや、パワハラ
・身体的の、大きな病気による影響
原因の根本にあるのは、仕事を含む日常生活で「負の出来事が集中して起こるとき」です。
その他にも失業や離婚など、かなしい人生の出来事が、問題を引き起こすと言われています。
心が壊れてる人の特徴
心が壊れている人の特徴は、個人差があるので判断がむずかしいですが、分かりやすくいえば感情をコントロールできない状態ですね。
一緒にいると気づくことはできますが、症状を隠すこともあるんです。
そのため、何気なく発した言葉が、相手を傷つけることも。
例えば、下記のような発言です。
・無責任に「あなただったら大丈夫」
・元気出して!笑って!
・周りの人はもっとつらい
この言葉、すべて逆効果です。
心の病気や障害を抱える人々に対して、適切な言葉遣いと配慮を心がけることが大切です。
一般化や偏見を持つことなく、相手の立場や気持ちを尊重する言葉を選ぶようにしましょう。
また、相手に対して過度な期待を持つことなく、サポートする方法を模索することも重要です。
では、心が壊れている状態の人には、どんな特徴がみられるのか、以下に一般的な特徴を挙げます。
- 感情の起伏が激しい
- 社交的な場に馴染めない
- 現実逃避や依存傾向がある
ここでは、一般的な見解からみた症状の一例を挙げます。
感情の起伏が激しい
予測不可能な気分の落ち込みをすることがあり、数分のうちに「笑ったり、泣いたり」することがあります。
突然怒りだすこともしばしば。
ゆううつ感、あせり、不安、恐れ、絶望感などが短時間で起こると言われています。
この状態が繰り返される場合や極端になる場合は、精神的な問題のサインであることがあります。
具体的には以下のような特徴があったら要注意。
・急激な感情の変化
・判断力の低下
・極度の疲れ
・社内的孤立
自己嫌悪や自己否定感が低くなり、自傷行為や自殺念慮に至ることもあります。
社交的な場に馴染めない
環境に適応する能力が、極端に低くなっています。
理由は、自分の感情をコントロールするのが難しいため、周囲とのコミュニケーションがとれないのです。
これは「孤立したり、引きこもりがち」になることで、社会との接点を持ちたくないと、思う傾向にあります。
例えば社交的でない人の特徴は下記の通りです。
・集団の中で話すことが苦手で、黙っていることが多い
・他人とのコミュニケーションが苦手で、話しかけることができない
・人前で話すことが苦手で、プレゼンテーションやスピーチが苦手
・会話の流れを追いづらく、適切なタイミングで発言できない
・気を遣いすぎて、自分から発言することができない
・緊張や不安から、表情や声がこわばり、相手に伝わりにくい
・集団の中で浮いた存在になってしまうことがある
・自分自身を過度に否定して、他人との交流を避けてしまう
本人にも自覚してる場合があり、自分でコントロールできないのです。
現実逃避や依存傾向がある
薬物乱用やゲーム・ギャンブルなどの依存症的な行動によって、自分の感情を紛らわそうとすることが多いです。
過度にアルコールに依存して、現実逃避することも。
心身に何も問題のない人の場合「たまに現実逃避したいなー」と、思うこともありますよね。
しかし、心が壊れている人は本気で「どこか行きたい」と思うのです。
また、精神的な支えを他人に求めたり、不健全な人間関係に安らぎを求めたりすることもあるようです。
現実逃避に陥る人は、現実を直視することが苦手で、問題を解決することに向けた努力を避ける傾向があります。
問題解決や精神的な充実を得ることはできず、長期的には悪影響を及ぼす可能性があります。
心が壊れてる人や病んでる人の顔つき
一緒にいてちょっとイヤな感じがしますが、心が壊れている人の顔つきって、何か「違和感」を感じませんか?
眉を寄せて集中し、目を泳がせ、表情筋を緊張させて不快感や不安感を表現することがあります。
この人、いつもと顔が違う!なんて思うこと、ありますよね。
家族であればすぐ気づきます!
具体的には下記の表情ではないでしょうか。
・表情に変化がない
・悲しい顔をしている
・笑顔がぎこちない
・身なりを意識しない
その他にも、表の感情にでることがあります。
下記で解説します。
涙もろい
突然激しい感情に襲われ、抑えきれずに泣いてしまうことがあります。
涙もろい状態は、ストレスや不安、うつ病などの精神疾患によって引き起こされることがあります。
たとえば、感動したり、嬉しかったり、悲しかったりすると、極端に涙がボロボロと止まらなくなります。
家の中であれば、なんとか対処できますが、会社にいるときは、更に修羅場が予想されます。
本人は感情をコントロールできないのです。
やる気がない
目の前の仕事に集中できず、目標を達成したり、買い物やお風呂など、日常生活にやる気が起きなくなることがあります。
何に対しても、やる気がなくなると下記のような見た目になります。
- 髪の毛がバサバサ
- 不衛生になる
- 部屋が汚い
- 食べることに興味がなくなる
この状態になったら悪循環です。
やる気がでない状態にある人は、自分自身に向けるエネルギーや意欲が欠如しているため、何かをすることに「ためらう」傾向があります。
この状態が長く続くと、生産性や自己実現の機会を失い、生活に悪影響も大きいですね。
このような状態に陥ってしまった場合は、やる気を取り戻すためには、目標を設定することや、ストレスを解消するための運動や休息をとることが必要です。
日常生活が、ままならなくなり、更に事態の悪化を進行させることもあります。
反応が鈍い
感情や情報に対する反応が遅く、鈍い状態が多くみられます。
いわゆる「無視する・無視される」状態。
たとえば、話しかけても反応がなかったり、楽しいことがあっても表情が変わらなかったりすることがあります。
周囲の人は「???」になりますよね。
この反応の鈍さが、周囲の誤解を招くことがあり、事態を更に悪くします。
心の壊れている人か自己診断してみよう
うつ病や不安症、薬物乱用など、精神的な苦痛の兆候を特定することは可能ですが、心が壊れているかを、100%自己診断しようとすることはお勧めしません。
しかし、普段の生活の変化であれば気づけます。
自分で気づく変化としては
・疲れているのに睡眠不足
・いつも好きだったことが楽しめない
周囲の人が気づく変化としては
・何かいつもと違う
・今まで「〇〇だったのに、最近〇〇になった」
ただ、心の傷は、目で見えるわけでもないので、どのような症状のときに医療機関へ相談するか、判断に困ると思います。
「気軽に医療機関へ相談できない」と、思いますよね。
しかし、心が壊れている人かどうかを、完璧に自己診断するのは難しいですが、今ではオンライン診断や、クリニックの「セルフチェック」などがあります。
例えば、「品川メンタルクリニック」では、ホームページに30秒で自己診断できる項目があります。
日常生活に支障をきたす前に、まずは簡単なセルフチェックを受けると良いでしょう。
心が壊れている人の特徴のまとめ
心が壊れている人の特徴は以下の通りです。
・感情の起伏が激しい
・社交的な場に馴染めない
・現実逃避や依存傾向がある
心が壊れると表情も暗くなり、自分に関心がなくなっていきます。
あなたや家族、友人の中に表情が暗くなっている人がいる場合は、少し気に掛けると良いでしょう。
コメント