手軽に栄養補給できる「カロリーメイト」フレーバーも豊富で、美味しくお腹の足しになるため幅広い世代に人気のバランス栄養食です。
しかし、そんなカロリーメイトを食べ続けると危険!?という噂が…
そこで今回はカロリーメイト生活を続けるとどうなるのか?カロリーメイト生活は危険なのかを調査してみました!
カロリーメイト生活を続けた結果はどうなる?
手軽に始められるということで、カロリーメイト生活にチャレンジする方が多いようです。
その結果、「体の調子が良くなった」と良い結果に終わった方もいれば、「体がボロボロになった」と悲惨な結果になってしまった方も…。この結果に至った理由は「カロリーメイトの食べ方」によるものでした。
あくまでカロリーメイトは栄養調整食品。そのため、普段の食事に合わせて摂ると良い効果が見られたようですが、食事を全てカロリーメイトにしてしまうと、どんどん不調になってしまいます。
ここからは、カロリーメイト生活を続けた方の意見や、メリット・デメリット、カロリーメイトの正しい食べ方をご紹介していきましょう。
カロリーメイト生活を続けた人の口コミ・評判
良い口コミ・評判
悪い口コミ・評判
カロリーメイト生活は危険なの?
カロリーメイトを食べ続ける「カロリーメイト生活」
良い結果と悪い結果の両方の意見をみてきましたが、結論から言うとカロリーメイト生活が危険かどうかは「食べ方による」です。
栄養調整食品とは、「食事だけでは1日に必要な栄養素を補うことが難しいときに、その足りない栄養素を補うための食品」です。
そのため、カロリーメイトを食べれば1日の栄養を全て摂れるわけではなく、あくまで食事の補助という役割。
そのため、食事を全てカロリーメイトにした場合は栄養素が片寄ってしまい、体に不調が現れます。また、同じものばかり食べ続けることで、体だけでなく心にも不調をきたしてしまった方も。
カロリーメイトは栄養調整食品なので、忙しくて食事を摂る時間がないときや、小腹が空いたときのお菓子替わり、スポーツをした後の栄養補給時に食べることをおすすめします。
カロリーメイトは健康に悪いのか?
足りない栄養素もある
様々な栄養素が含まれたカロリーメイトですが、あくまで栄養調整食品です。
「食事だけではカバーできない栄養素を補うための食品」なので、カロリーメイトにも含まれていない栄養素はあります。
そこで分かりやすく、厚生労働省の基準値と、3食カロリーメイトにした場合の栄養素を比較してみました。
栄養素 | 栄養素等表示基準値 | カロリーメイト ブロック チョコ味(4本入り) |
---|---|---|
カロリー | 2200kcal | 1200kcal |
たんぱく質 | 81g | 26.1g |
脂質 | 62 | 67.2g |
炭水化物 | 320g | 125.1g |
食物繊維 | 19g | 6g |
ナトリウム | 2.9g | 24.3g |
カルシウム | 680mg | 600mg |
鉄 | 6.8mg | 7.5mg |
マグネシウム | 320mg | 150mg |
リン | 900mg | 270mg |
ビタミンA | 770mg | 1155μg |
ビタミンB1 | 1.2mg | 1.8mg |
ビタミンB2 | 1.4mg | 2.1mg |
ビタミンB6 | 1.3mg | 1.95mg |
ビタミンB12 | 2.4mg | 3.6μg |
葉酸 | 240μg | 360μg |
ビタミンC | 100mg | 150mg |
ビタミンD | 5.5μg | 8.4μg |
ビタミンE | 6.3mg | 9.6mg |
基準値と比較してみると、カロリーメイトはたんぱく質や食物繊維がとても低く、マグネシウムとリンも低くめですね。
やはり、カロリーメイトは食事の補助という役割なので、食事を全てカロリーメイトにするという極端な食生活では、栄養が偏ってしまいます。
食べ方によっては太る可能性がある
食べるものを全てカロリーメイトにすると、カロリーの摂り過ぎになってしまう危険が。
カロリーメイトは1本100kcalと、低カロリー食品のように感じますが、1箱食べてしまうと実はご飯や食パンよりも高カロリーなのです。
カロリー | 炭水化物 | 脂質 | |
---|---|---|---|
ご飯 (茶碗に並盛り) | 269kcal | 59.36g | 0.48g |
食パン (6枚切り1枚) | 158kcal | 28.02g | 2.64g |
うどん (1玉230g) | 242kcal | 46.98g | 0.92g |
パスタ (1人前90g) | 340kcal | 64.98g | 1.98g |
カロリーメイト ブロック チョコ味(4本入り) | 400kcal | 41.7g | 22.4g |
比較してみると、炭水化物は食パンに次ぐ低さですが、カロリーと脂質は飛びぬけて高いことが分かります。
カロリーメイトはサクサクと食べやすく、同じ味を食べ続けることで満腹感をあまり感じないようです。そのため、ついつい食べ過ぎてしまうことも。
栄養素も含まれていますが、たっぷりの脂質とカロリーもあるため、食べ過ぎると太る危険性があります。
食事の楽しみが減る
カロリーメイト生活を続けた方の意見でよく見られたのが、「体だけでなく心にも不調をきたした」というもの。
同じものばかり食べ続けると食への興味が薄れてしまい、食べることが機械的になってしまいます。
いくらカロリーメイトが味が豊富だといえ、「今日は何を食べようかな」「これはどんな味なのかな」といった食の楽しみが奪われてしまうと、心が寂しくなってしまいますよね。
マーガリンが入っている
カロリーメイトの原材料をチェックしてみると、実は健康に良くないとされているマーガリンが含まれていることが分かります。
こちらはカロリーメイトでも人気のフレーバー・チーズ味の原材料です。
小麦粉(国内製造)、マーガリン(乳成分を含む)、砂糖、ナチュラルチーズ、卵、アーモンドパウダー、でん粉、脱脂粉乳、大豆タンパク、小麦タンパク、食塩/カゼインナトリウム、加工でん粉、香料、カロチノイド色素
引用元:カロリーメイト公式ホームページ
マーガリンが体に良くないとされているのはトランス脂肪酸によるもので、悪玉コレステロールを増やす働きがあり、糖尿病・高血圧・心臓疾患などの危険性があると考えられています。
カロリーメイトの製造元である大塚製薬は、上記のように「カロリーメイトで使っているマーガリンはトランス脂肪酸量を低く抑えたもの」と明記しています。
しかし、少量とはいえカロリーメイト生活で食べ続けていれば、塵も積もれば…ということで、健康に良くないことは明らかですよね。
添加物が入っている
栄養素がバランスよく含まれたカロリーメイトですが、その一部は添加物で強化されたものです。
カロリーメイトには主に、カゼインナトリウム・加工でん粉・香料といった添加物が含まれています。
「日本食品化学研究振興財団」でも、食品とみなしてよいと言われている添加物ではあるため、過剰に心配する必要はなさそうです。
しかし、マーガリンと同様、添加物の摂り過ぎには気を付けたいですね。
カロリーメイトのメリット
カロリーメイト生活が危険だといわれる理由をご紹介してきましたが、食べ方によってはとても良いメリットもあります。
- 忙しい朝に朝食代わりとして食べる
- 食事の置き換えとして食べる
- おやつの時などお菓子替わりに食べる
- 災害時用の食事としてストックしておく
カロリーメイトには、たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルといった「人間が生きる上で重要なエネルギー源である5大栄養素」が含まれています。
そのため、どうしても忙しくて食事が取れないときに食べるのがおすすめ。
また、サクッとした軽い食感で甘いフレーバーもあるため、お菓子の代わりに食べるのも良いでしょう。
バターや砂糖などをたっぷり使ったケーキよりも、カロリーメイトの方がカロリーも低く栄養素も摂れますよ。
保存も効くため、災害時用の食事としてストックしておくのもおすすめです。
カロリーメイトのデメリット
手軽に栄養を補給できるカロリーメイトですが、デメリットもあります。
- カロリーの摂り過ぎになる
- 肌が荒れる・髪が痛む・爪が弱くなる
- 便秘になる
多くの栄養素が含まれたカロリーメイトですが、糖質や脂質もたっぷりでカロリーも高め。
そのため、食べ方を間違ってしまうとカロリーの摂り過ぎになってしまいます。
さらに、糖質や脂質を多く摂っていると、肌が皮脂を過剰に分泌し、ニキビや吹き出物の原因となってしまうため、肌荒れの原因に。
また、肌・ 髪・爪の主成分はタンパク質です。
カロリーメイトはタンパク質量が低いため、筋肉だけでなく肌や髪、爪にも影響が。
そして、カロリーメイトは食物繊維の含有量も少ないため、便秘になってしまう可能性があります。
カロリーメイトの種類
カロリーメイトといえば、サクッとしたブロックタイプが思い浮かびますが、実は他にもゼリータイプやリキッドタイプもあります。
ブロックタイプ
ブロックタイプは2本ごとに包装されていて持ち運びも便利、どこでも気軽に食べられます。
1本100kcalとカロリー計算もしやすく、ビタミンは1日に必要な量の約半分が摂取できます。
ショートブレッドのような食べ応えなので、忙しくて食事がとれないときや、おやつなど小腹が空いたときにおすすめです。
フレーバーは5種類で、気分に合わせて選べます。
- チーズ(カロリーメイトの元祖、人気のチーズ風味)
- フルーツ(甘さの中にほろ苦さも感じるフルーツ風味)
- チョコレート(一番人気のチョコレート風味)
- メープル(華やかなメープルとほのかな甘さのオレンジ風味)
- バニラ(チョコチップも入ったやさしいバニラ風味)
ゼリータイプ
1袋200kcalで、こちらも1日に必要な量の約半分のビタミンが摂取できます。
すっきり飲みやすいゼリー飲料タイプなので、風邪などの体調不良で食欲がないときなどにもピッタリ。
フレーバーは3種類です。
- アップル(すりおろしりんごのような優しい風味)
- ライム&グレープフルーツ(柑橘系で爽やかな風味)
- フルーティミルク(ほどよい甘みのすっきりとしたミルク風味)
リキッドタイプ
1缶200kcalで、こちらも1日に必要な量の約半分のビタミン、タンパク質は10g摂取できます。
飲み物を飲む手軽さで栄養補給ができるため、スポーツの後にもピッタリ。
フレーバーは3種類です。
- カフェオレ(まろやかミルクとコーヒーの風味)
- フルーツミックス(華やかなフルーツですっきりとした風味)
- ヨーグルト(爽やかなヨーグルト風味)
ロングライフ
3年という長期保存が可能なブロックタイプのカロリーメイト。災害時に、調理や食器が不要ですぐ食べられるのはとってもありがたいですよね。
フレーバーはチョコレートのみですが、是非他の味も販売して欲しいです。
カロリーメイトダイエットは成功する?
カロリーメイト生活をする理由に多かったのは「ダイエットのため」というもの。
ここまで調査した結果、結論から言いますと「上手く置き換えができれば成功する」です。
カロリーメイトは1本100kcalとなっていて、ケーキや菓子パンと比べるとヘルシー。
さらに栄養素も摂れるため、普段から甘いものをよく摂取しているという方はカロリーメイトへ置き換えるとダイエットになります。
カロリーメイトの正しい食べ方
カロリーメイトを食べ過ぎることは体に良くありません。
しかし、補助的に取り入れると不足しがちな栄養を補ってくれる強い味方になります。
そこで、どれくらいの量をそのタイミングで食べるのが良いのかをご紹介しましょう。
1日の量
カロリーメイトの一日の適量はブロックタイプなら1箱(4本)、ゼリータイプなら1~2個、リキッドタイプなら1~2缶が適量と言えます。
食べるタイミング
基本的に、カロリーメイトはどのタイミングで食べても構いません。
しかし、効果的に食べるのであれば以下がおすすめです。
- 朝食・おやつ代わりに
- スポーツをした後の栄養補給に
- 小腹が空いたときに
- 病気の時などで食欲がないときに
置き換え方法
食事をカロリーメイトに置き換えるタイミングとしては、朝食・昼食・夕食どのタイミングでも構いませんが、特に効果が出やすいのは夕食です。
昼食で置き換えてしまうと、夕食までに空腹が我慢できず間食が増えたり、夕食の量が増えたりすることも。
そのため、あとは寝るだけの夕食に置き換えることで、無理なく空腹も我慢できるはずです。
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まとめ:カロリーメイトの食べ過ぎには注意を!
カロリーメイト生活を続けるとどうなるのか、カロリーメイト生活は危険なのかを調査しました!
5大栄養素を手軽に摂取できるカロリーメイト。忙しいときの食事代わりにしたり、お菓子の代わりにおやつとして食べれば健康面にプラスになりますが、食べ過ぎには注意です。
カロリーメイトには糖質・脂質が多く含まれており、食べ過ぎるとカロリーオーバーになってしまいます。タンパク質・食物繊維も少ないため、カロリーメイトだけを食べて生活するのはとても危険。
あくまで栄養調整食品なので、普段の食事で摂れない栄養を補うために食べましょう。
また、置き換えダイエットとしてカロリーメイトを食べるのであれば、夕食に食べるのが効果的です。
カロリーメイトのメリット・デメリットを知ったうえで、食事に取り入れていきましょう。
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