円安などの影響を受け、どんどん価格が上がっていくiPad。率直に言って高いですよね…
少しでも安くiPadを購入するべく、中古のiPadを検討している方も多いかと思います。
しかし、中古と聞くと「誰がどんな風に使っていたのかもわからない」「不具合や問題が発生するかもしれない」という心配も。
そこで今回は、iPadを中古で購入するのはやめたほうがいいのか?また、中古で購入するならどこで買うのがおすすめ?
といった中古iPadについて調査してみました!
ipadの中古はやめたほうがいい?
結論から言いますと、iPadを安く購入したいのであれば中古で購入しても問題はないでしょう。
Apple製品は元々の性能が高いため、少し世代が古くても十分なスペックとなっています。動画編集やイラスト制作などに使用するのであれば、高性能な最新モデルを使った方が作業は捗ると思いますが、一般的な使用の範囲であれば最新のスペックは必要ありません。
バッテリーの劣化に関しても、中古ショップの多くは販売情報の一つにバッテリー容量が記載されています。購入の際にしっかり確認をして、中古iPadの状態を把握した上で購入しましょう。
ipadの中古はやめたほうがいいと言われる理由
サポート期間が過ぎている場合がある
Appleが開発したスマートフォンやタブレット向けのシステム「iOS」ですが、中古のiPadを購入するとiPadOSのサポート期間が過ぎていることがあります。
iPadOSのサポート期間が過ぎる(サポート対象から外れる)と、それ以降の機能的なアップデートがストップしてしまいます。
せっかくiPadを買ったのに、新しい機能を使えないのは残念ですよね。中古のiPadを購入する際には、このiOSのサポート期間についてもしっかり確認する必要があります。
なお、2024年3月現在の最新iPadOSは17.4 です。
- iPad mini(第5~6世代)
- iPad(第6~10世代)
- iPad Air(第3〜5世代)
- iPad Pro 10.5インチ
- iPad Pro 11インチ(第1〜4世代)
- iPad Pro 12.9インチ(第2〜6世代)
バッテリーが劣化している
iPadには高品質のリチウムイオンバッテリーを内蔵されていますが、充電と放電を繰り返すうちに次第に劣化していき、蓄えられる最大の電力量が減っていきます。
中古ショップでは、販売情報の一つにバッテリー容量が記載されているので、そちらを確認してなるべくバッテリーが劣化していないものを選びましょう。
バッテリーの劣化が気になる場合は「未使用品」として販売されているものを選ぶか、以前の持ち主があまり使用していないと裾くできる新しいモデルのiPadを選ぶのもおすすめです。
また、新しいバッテリーへ交換する方法もあります。Appleや修理店に出す手間や、別途お金がかかってしまうので、中古iPadの価格とバッテリー交換の料金を合わせて検討してみてください。
中古ショップのものと比べると価格は上がってしまいますが、「Apple認定整備済製品」という選択肢もあります。新しいバッテリーと外装が使用されているので品質は新品レベルなのに、新品よりも安く買えます。
メーカー保証がない
中古iPadは、購入されてから1年以内のものでない限り、Appleによる1年間のメーカー保証は付きません。
また、有料保証サービスのAppleCare+に加入できるのは新品で購入された日の30日以内。中古でも30日以内に間に合えば加入できますが、それは現実的ではありません。
中古ショップで買えば数ヶ月程度の販売店保証がありますが、Appleによる保証はないので、中古iPadを購入するのであれば保証はほぼないことを理解しておき迷う。
傷がついている場合もある
中古となると、どうしても使用感はでてしまいます。
新品のように傷のないもの、そこまで目立たないけど傷があるもの、全体的に使用感のあるもの。iPadは毎日使うものですし、前の持ち主がどんな使い方をしていたかはわかりません。
中古品を選ぶ場合には、その個体ごとに状態が異なるということも理解のうえ購入しましょう。
購入する側も、傷が気になる方・気にならない方と様々。どうしても傷が気になるという方は、中古のiPadはおすすめできません。
付属品がない場合がある
iPadは本体のみでも売却できるため、中古で購入する際に付属品はおろか箱もついていない場合があります。
通常iPadには、充電器と充電ケーブルが付属されていますが、どちらかが欠けていたり、本体のみということも少なくありません。
元々iPadを使っていて、充電器などの付属品がいらないという方は本体のみの購入でも構いませんが、初めてiPadを購入される方が本体のみで購入してしまった場合は、充電ケーブルなど追加で購入する必要があります。
iPad自体の状態だけでなく、付属品の有無もしっかり確認してから購入しましょう。
ipadの中古のメリット
- 安く購入できる
- 型落ちでも性能は十分
- 新品を購入してもすぐに型落ちしてしまうかも
- iPadOSのサポート期間は意外と長い
- 大手中古ショップで購入すれば保証がつく
中古でiPadを購入するメリットは、なんといっても安く購入できること。Apple製品は、少しくらい型落ちしたとしても十分な性能であるため、最新モデルにこだわらずともしっかりとしたパフォーマンスを発揮してくれます。
また、最新モデルも購入したとしても、Apple製品は最新モデルの発売サイクルが短いため、すぐに旧モデルとなってしまいます。動画編集やイラスト政策などのお仕事などで活用するのなら最新モデルが良いかもしれませんが、一般的な利用でしたら旧モデルでも十分です。
iPadOSのサポート期間も気になる点ではありますが、AppleのiPadOSのサポート期間はとても長いため、6年前に発売された「iPad Pro 10.5インチ」もいまだにサポート対象となっているんです。仮にサポート期間が終了していたとしても、すぐに問題が起こるわけではありません。重大な脆弱性に対しては「セキュリティアップデート」というフォローまであるので安心です。
中古のiPadを購入するうえでネックになるのが、Appleによる保証がないこと。しかし、大手の中古ショップで購入すれば、万が一の初期不良や動作不良に対して保証してくれるサービスがあります。
ipadの中古のデメリット
- 古いモデルほど安い
- 本体やバッテリーが劣化している
- 付属品がない
- Appleの保証はない
新品と比べて安く購入できることがメリットの中古iPadですが、やはりモデルが古ければ古いほど安価となっています。しかし、古いモデルだとその性能も劣ってしまうのは事実。
とにかく安いものを!といって古いモデルを購入し、あとで「この性能なら新しいモデルを買えばよかった」とならないよう、どのモデルがどんなことができるのかを把握しておきましょう。
中古ということは、一度は誰かの手に渡っているということ。そのため、本体やバッテリーの劣化は避けて通れません。大手中古ショップであれば、中古iPadの状態を記載してくれていますが、「思っていたよりも傷がある」と実際に手に取ってみないと分からないことも。
また、付属品がないこともあるので、そちらも確認しておきましょう。
AppleCare+に加入できるのは新品で購入された日の30日以内ということで、Appleの保証がつくことはほぼありません。中古ショップの保証もずっと続くわけではないので、長期の保証サービスが欲しい方は新品で購入しましょう。
ipadの中古はどこで買うといいの?
iPadの中古をゲオで買う利点
ゲオで中古のiPadを購入するメリットは、ゲオ独自の30日保証が付いているため、初期不良や不具合の心配なく購入できるところです。中古のiPadの在庫数も多く、オンラインの場合は注文時刻によって、当日発送してくれることもあります。
ipadの中古をブックオフで買う利点
ブックオフで中古のiPadを購入するメリットは、実店舗が多いため実際に中古iPadの状態を自分の目で確認できることです。オンラインの画像などでは気づかなかった傷なども確認することができます。
ipadの中古をフリマアプリで買う利点
メルカリやラクマなどのフリマアプリで中古のiPadを購入するメリットは、24時間いつでも探せることと、お買い得な中古iPadが見つけやすいことです。
中古ショップとは異なり、フリマサイトやオークションでは個人が価格を設定しています。そのため、適正価格より高い価格で出品している場合もありますが、逆に「早く手放したい」と思っている出品者の方などが相場より安く出品している場合もあります。お気に入りに登録しておけば、値下げされたときにすぐお知らせがくるのでおうすめです。
ipadの中古をイオシスで買う利点
イオシスで中古のiPadを購入するメリットは、トップクラスの安さと豊富な在庫、そして3か月の販売店保証です。「中古iPadを購入するならイオシス」と言われているほど、Apple製品の中古市場で高い人気を誇るショップ。販売店保証も3カ月という長さで、安心して購入することができます。
ipadの中古をApple認定整備済製品で買う利点
「Apple認定整備済製品」とは、「Apple認定の方法で整備された、新品レベルの品質が保証された製品」のことです。中古ショップよりは価格が高くなってしまいますが、新品同様のiPadを最大15%引きで購入できます。
さらに、1年間の製品保証が付いてきて、AppleCare+にも加入することが可能です。
ipadの中古の中古を安全に購入する方法は?
中古のiPadを安心して購入するには、下記のポイントに注意して購入しましょう。
- 大手中古ショップで購入する
- 製品の状態をしっかり把握する
- 3~4年以内に発売されたモデルが狙い目
まずは「どこで買うか」が大切で、おすすめは大手中古ショップです。
在庫がしっかりあるため、iPadの種類も多く、モデル別や価格帯別に比較もしやすいでしょう。事前に動作確認やクリーニングもされていて、本体の状態によってランク付けもされているため、「こんなに傷ついているとは思わなかった」と後悔することも少ないでしょう。
中古のiPadを購入して後悔しないためには、しっかりとその状態を確認しておくことが大切です。
傷などの本体の状態も気になりますが、バッテリーも注目しておきたいところ。いくら高品質のリチウムイオンバッテリーを内蔵といっても、充電と放電を繰り返すうちに次第に劣化していくのは避けられません。バッテリーの状態についても、大手中古ショップならバッテリー容量が記載されていることもあるので確認しておきましょう。価格が上がっても良ければ「Apple認定整備済製品」もおすすめです。
また、付属品についても確認はしておきましょう。特に初めてiPadを購入する場合は、充電器などの付属品がない場合は別途購入する手間や金額がかかってしまいます。
バッテリーの劣化やサポート期間、性能などを考慮すると、3~4年以内に発売されたiPadが狙い目です。
3~4年以内に発売されたiPadであれば、ほとんどの場合、性能も十分ですし、バッテリーの最大容量も80%前後を維持していることが期待できます。また、iPadOSのサポート期間も十分に残っていると考えられます。
中古で買ったipadを使うには?
中古でiPadを購入したら、まずは初期設定をしましょう。iPhoneユーザーであれば、とても簡単に設定することができます。
今までiPhoneやiPadを利用したことがないのであれば、Apple IDというAppleのアカウントを新規登録する必要があります。
Wi-Fiのみで使用するWi-Fiモデルであれ、iPhoneとテザリングすることでWi-Fiの設定も省けます。セルラーモデルのiPadならSIMカードを挿入し、通信できるようにしましょう。
ipadの中古でおすすめのモデルは?
- iPad mini(第5世代)
- iPad(第7世代)
- iPad Air(第4世代)
- iPad Air(第5世代)
- iPad Pro 12.9インチ(第5世代)
Pad mini(第5世代)
iPad mini(第5世代)は、2019年3月18日にリリースされたコンパクトなモデルのiPadです。
発売から約5年が経過しましたが、普段使いには十分な性能を発揮します。3Dゲームなどをプレイするとなると多少スペックは劣りますが、電子書籍などを読むにはとても使いやすいサイズ。
コンパクトなサイズで持ち運びしやすいiPadがをお探しの方にはおすすめです。
iPad(第7世代)
iPad(第7世代)は、2019年10月に発売された低価格モデル。発売当時から型落ちスペックを採用したことで、コストを抑えた価格設定が特徴でした。
普段の連絡やYouTubeを見たり、ネットで検索したりなどの一般的な用途に適しています。ゲームをプレイするには向いていませんが、お子さんのオンライン学習やビデオ通話などにはピッタリ。
お手頃な価格でiPadを使いたいという方には、iPad(第7世代)がおすすめです。
iPad Air(第4世代)
iPad Air(第4世代)は、2020年10月にリリースされたモデル。A14 Bionicチップを搭載しており、発売から3年以上経っても十分といえる性能を持っています。
少し重めのゲームもスムーズに動作し、状態の良い中古品が多く、価格と性能のバランスの良い中古iPadでしょう。
iPad Air(第5世代)
iPad Air(第5世代)は、2022年3月18日に発売された比較的新しいモデル。
2021年5月21日に発売された高性能モデル・iPad Pro 12.9インチ(第5世代)と同じM1チップを搭載しており、性能はiPadシリーズの中でも最高水準です。持ち運びしやすいサイズで、外出先での編集作業にも最適。
ただ、まだ新しいモデルであるため、中古品との価格差があまりありません。新品より少しでも安く購入できるなら良いという方におすすめです。
iPad Pro 12.9インチ(第5世代)
iPad Pro 12.9インチ(第5世代)は、2021年5月21日にリリースされた高性能なモデルのiPad。Macでも採用されている「M1チップ」が搭載されており、パソコンと同等のパフォーマンスが体験できます。
画像や動画の編集作業を得意とし、ゲームのプレイもスムーズに楽しめます。また、高品質なディスプレイを備えており、映像の精度が高く、パソコンとのデータ転送も迅速です。
趣味や仕事などの創作活動でiPadを活用したい方には、iPad Pro 12.9インチ(第5世代)がおすすめ。
ipadの中古を購入する際の注意点
- 保証が短かったり、保険に加入できないかも
- 赤ロム端末かも
- アクティベーションロックがかかっているかも
AppleCare+に加入できるのは新品で購入された日の30日以内ということで、Appleの保証がつくことはほぼありません。大手の中古ショップであれば、中古のiPadを購入した際に保証がつく場合もありますが、Appleの保証よりも短いようです。
中古のiPadを購入する際、携帯電話やスマートフォンのように、Wi-Fiのない場所でも通信が可能なセルラーモデルを選ぶなら「赤ロム端末」に十分な注意が必要です。
赤ロムとは、元のiPad所有者が分割払いを滞納することで「ネットワーク利用制限」がかかる状態のこと。ネットワーク利用制限がかかると、SIMカードを使った通信が一切できなくなってしまいます。中古ショップによっては、購入後に赤ロムになった場合の交換保証がついているお店もありますが、iPadが突然使えなくなると不便ですよね。赤ロムを避けたい方は、購入時にネットワーク利用制限の可能性がないiPadを選ぶようにしましょう。
中古のiPadを購入する際には、「アクティベーションロック」にも気をつけましょう。盗難や紛失時にセキュリティを強化する「アクティベーションロック」とても便利な機能ですが、購入した中古iPadにアクティベーションロックがかかっていると、そのiPadは一切使用することができません。
大手中古ショップでは徹底したチェック体制が整っているため、アクティベーションロックの問題は気にしなくてもいいと思いますが、激安の中古ショップやメルカリなどではこの問題がよく見られるようです。「せっかく購入したのにロックがかかって使えない」といったトラブルを回避するためにも、中古のiPadを購入する際には大手の中古ショップを利用することがおすすめです。
「ipad 中古 やめたほうがいい」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:ipadは中古品でも十分に使用できる!
iPadを中古で購入するのはやめたほうがいいのか?また、中古で購入するならどこで買うのがおすすめ?といった中古iPadについて調査しました!
Apple製品は元々の性能が高いため、少し世代が古くても十分なスペックとなっています。
本体やバッテリーが劣化していたり、付属品がない、保証がないなどのデメリットもありますが、購入したい中古iPadの状態を確認したうえで、大手の中古ショップで購入するなら比較的安心して購入できるでしょう。
「iPadを安く買いたいけど、中古は不安」という方は、「Apple認定整備済製品」を購入するのがおすすめ!新品同様のiPadを最大15%引きで購入できますし、1年間の製品保証が付いてきて、AppleCare+にも加入することが可能です。
Apple製品は品質がとても良いため、値段が張ってなかなか手が出せませんよね。注意点をしっかり把握しておけば、中古iPadを購入するのも怖くありません!お得にiPadを手に入れて、快適なデジタルライフを送りましょう!
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