ヒハツは香辛料のひとつで、日本国内では沖縄本島や八重山諸島に自生しており、沖縄県では「島コショウ」とも呼ばれています。
コショウと同じようにピリッとした辛みがあるものの、香りに関してはコショウのような強い刺激は少なく、むしろ甘さや爽やかさを感じさせるのが特徴。
ヒハツは現在、健康への効果が期待できるとして雑誌やテレビでも取り上げられるほど人気となっています。
本記事では『ヒハツの効果にはどんなものがある?』『ヒハツの摂りすぎはよくない?』といった疑問を徹底解説していきます。
ヒハツの摂りすぎはよくないの?
ヒハツはピペリンと呼ばれる辛味成分が含まれているスパイスなので、適量を摂取すれば健康効果が期待できます。
しかしヒハツを摂りすぎると、副作用が出る場合もあるので注意して摂取する必要があります。
ヒハツの摂りすぎが一体どのような副作用をもたらすのか、以下で解説していきます。
ヒハツを摂りすぎるとよくないと言われる理由は?
ヒハツのみならず、全ての食材に言えることですが、基本的に摂り過ぎは体に大きな負担を与えてしまうことになります。
適切な量を超えてしまうと体調不良、基礎疾患の悪化・酷い場合は死のリスクにもつながってしまいます。
今回はヒハツの摂り過ぎ(過剰摂取)によってどのような副作用があらわれるのかをご紹介します。
副作用について
ヒハツを摂りすぎると、主に消化器官に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 胃痛
- 吐き気
- 腹痛
- 下痢
血流の促進やダイエットを目的にヒハツを多く摂る人もいるようですが、適量を超えると消化器官に負担がかかるのでおすすめできません。
また、持病があり薬を常用している人がヒハツを飲むことで、相互作用により体調が悪化する可能性があります。
薬の成分とヒハツの飲み合わせが悪いことが原因で、薬効がありすぎるか悪くなってしまうケースもありますので、常用している薬がある人はヒハツを摂る前にかかりつけ医に相談しましょう。
摂取目安について
ヒハツの適量は1日1gが上限で、それを週に2~3回摂るのが理想とされています。
1日の上限を守っても、毎日摂り続けると過剰摂取になるので頻度にも配慮することが大事です。
ヒハツの1gはどれくらい?
とはいえ、「1gは一体どのくらいの量なのか?」と思った方もいるのではないでしょうか。
1gは小さじ半分程度とされており、粉末の小さじ1杯は、スプーンを「すりきり」にして平らな状態にする必要があります。
最初に小さじでふんわりすくいとって山盛りの状態にし、小さじの柄やヘラなど平らな道具をスプーンの縁に当てて滑らせながら平らにならします。
小さじ2分の1をはかるときは、小さじすりきり1杯をとったあと、ヘラを真ん中で垂直に入れて払い落として完了です。
ヒハツの効果とは?
ヒハツには、主に女性に嬉しい効果がたくさんあります。
- 胃を健康に保つ効果
- 血圧を安定させ、血管を健康に保つ効果
- 冷えやむくみの改善効果
ピリペンには血管を拡張させる作用があり、この作用のおかげで毛細血管が広がり、血流の流れを良くしてくれます。
この作用のおかげで内臓を温まるだけでなく、身体に蓄積した老廃物・毒素を排出しやすくなるのです。
他にもピリペンにはポリフェノールや抗酸化作用、食欲促進、発汗作用といった効果もありますので、ダイエット効果にも期待ができますよ。
ヒハツの効果的な摂取方法は?
ヒハツはスパイスの一種なので、そのまま口にするというのは躊躇ってしまうのでしょう。
そのため、無理に摂取するのではなく、コショウの代わりに使ってみるのがおすすめです。
パスタやカレーなど洋食だけではなく、味噌汁やうどんなどにかけても違和感なくなじみますし、魚料理や肉料理の下味に使う方法もありますよ。
また、より手軽に適量を摂取できる方法として、サプリメントを使用する方法もあります。
サプリメントは1粒の量が一定のため、摂りすぎを防ぐこともできるのがメリットです。
ヒハツに合うおすすめの料理は?
ヒハツと合う料理についてですが、ほとんどコショウと同じ味をしているので何にでも合います。
沖縄料理をはじめ、焼きそば・カレー・チャーハンなどの料理だけでなく、コーヒー・紅茶といった飲み物にも入れることが可能です。
量もたったの1gなので、コーヒーや紅茶など通常ならコショウを入れない飲食物にも加えても味が損なうことはありません。
どんな食べ物・飲み物にも合いますが、美味しいからといってヒハツを入れ過ぎないようには注意しましょう。
ヒハツはどこで購入できる?
ヒハツは現在、通販サイトやドラッグストア(サプリメントのみ)、スーパーマーケットで購入できます。
ただし、スーパーマーケットやドラッグストアの場合は必ず在庫があるとは限らないため、確実に入手したい場合は通販を頼るのが妥当でしょう。
ちなみに沖縄県では身近な調味料であるため、普通に買えるそうです。
今後沖縄旅行に行く・沖縄在住の方は一度近くのスーパーマーケットや市場を確認してみるのも良いかもしれませんね。
ヒハツと同じ効果がある食べ物は?
ヒハツと同じ効果がある食材(飲み物)は、ルイボスティーとシナモンです。
ルイボスティーはカフェインが入っていない飲み物としても有名ですが、ミネラルが豊富に入っている飲み物としても知られています。
他にも新陳代謝のアップやむくみの改善の心強い味方で、血液の巡りが良くなるといわれています。
一方シナモンはカリウムが豊富なので高血圧を防ぐ効果が期待できます。
とはいえシナモンの成分・クマリンは肝臓への負荷がかけるため、シナモンは1日0.6~3gが理想だとされています。
もっともそれはルイボスティーも同じで、過剰摂取してしまうと肝障害になってしまう恐れもあるので要注意です。
ヒハツの効果について体験談を紹介
実際にヒハツを試した方の体験談をご紹介します。
今回引用したのは、『スパイスサプリ ヒハツ』に関する口コミ。
こちらはヒハツの成分を取り入れたサプリメントなので、誰でも手軽に摂取できるのがポイントです。
一日の摂取量は4粒とやや多く感じますが、粒が小さいため飲みやすいですし、生姜のスパイシーな香りも気に入りました。
特に効果を気にすることなく、飲み続けて1、2週間ほど経った頃でしょうか。
ふと思ったのです。
そういえば、最近最近痛いほどのむくみは感じていないかも…と!
これはこちらのおかげなのでは…?これから寒さも厳しくなってきますし、そうなるとまた効果の実感具合も変わってくるかもしれませんが、今のところ続ける価値アリだな、と思っています。
引用:@cosme
脚のむくみにお悩みのデスクワーカーさんにおすすめです!
夕方頃にいつも感じる脚のダルさが少し和らいでいる上に、なんだか脚が軽い★
またこちらのサプリに寄るものかは定かではありませんが、お手洗いの回数が増えた気がしています!在宅ワークとなり以前にも増して気になっていた浮腫ですが。。
引用:@cosme
朝2粒飲むだけで、簡単に浮腫ケアができるので、これからは手放せない商品となりそうです
ヒハツ由来ピペリン類には
女性の夕方の脚のむくみと、寒さによる手の体温低下を軽減する働きがあることが報告されてるんだってヒハツによって
カラダの内側から水分のめぐりをサポート
(脚にたまりやすい水分をめぐらせる)また!
機能性表示食品として届出が出されているので
科学的根拠に基づいた機能を表示した食品になってるよ1日4粒を好きなタイミングに飲むだけで
引用:@cosme
脚のむくみの軽減をサポートしてくれるのは嬉しい( ω )
「ヒハツ 摂りすぎ」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:ヒハツの摂り過ぎには注意を!
健康面でのあらゆるサポートをしてくれるヒハツですが、かといって摂り過ぎはNG。
また、適切な量を定期的に摂取することにより効果を発揮するものなので、実際に効果を実感できるまでに数日~数週間かかる場合もあります。
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