花言葉で「さようならありがとう」と別れや感謝の意味を持つ花と花言葉をご紹介したいと思います。
卒業式や送別会などに欠かせない花の存在。
誰もが一度は花をもらい、別れや、感謝を伝えられたという経験があるのではないでしょうか。
花をもらったけれど、この花はどんな花言葉なんだろう?
お世話になった人に花を贈って、「さようならありがとう」と伝えたいなぁ。
そのように思ったことはありませんか?
そこで、今回は「さようなら」と「ありがとう」の両方を伝えるために必要になる花と、花言葉、を分かりやすく解説します。
感謝と別れの花言葉は?
まず、「さようなら」と「ありがとう」は、別々の花が存在するので、それぞれの花を紹介します。
「さようなら」:花と花言葉の紹介
サクラ:「私を忘れないで」
一見はなやかな印象の花ですが、散っていく様が恋の終わりに似ていることからこの花言葉がつきました。
シオン:「きみを忘れない」
『今昔物語』に由来し、亡き父を慕い続ける兄弟と鬼のお話で亡くなった方へのメッセージです。
ハマユウ:「どこか遠くへ」
この花の種はコルクのような材質で、何カ月も海を漂流して遠いところに根を下ろします。
そのような様子からこの花言葉がつきました。
「ありがとう」:花と花言葉の紹介
カスミソウ:「感謝」
全般には「無垢」という意味がありますが、白いカスミソウには「感謝」の意味があります。
カーネーション:「無垢で深い愛」
相手への愛を表す意味があるため、「母の日」に感謝の思いを伝えプレゼントすることが定番となっています。
カンパニュラ:「思いを告げる」
お世話になった人や、恋人へ感謝の思いを表すプレゼントに適しています。
別れと感謝を同時に伝える花言葉
それぞれ、別々の意味を持つ花言葉とは違い、「さようならありがとう」を同時に伝えることのできる花も存在します。
ガーベラ:「希望」
ガーベラの花言葉は、希望や常に前進することです。
ガーベラの花が持つ明るくポジティブな雰囲気が「希望」という花言葉を生んだのです。
アルストロメリア:「未来への憧れ」
卒業シーズンや、お誕生日を迎える方へ感謝を伝えるには最適な花です。
アルストロメリアにもさまざまな色があり、ピンクは「気配り」、白は「凛々しさ」など、色が変わると、その花言葉が変わります。
なので、プレゼントする時には、メッセージカードなどに書いておくといいかもしれません。
スイートピーの花言葉は永遠の別れを意味する?
この花の花言葉は、『門出』や『優しい思い出』という意味があります。
しかし、スイートピーには「永遠の別れ」を意味する花言葉があるのです!
なんだかネガティブなイメージを抱くかもしれません。
でもそんな時であっても、可憐なスイートピーを贈れば、あなたの傷が癒えることもあるでしょう。
ただし気をつけたいのは、移動などで会えなくなる相手に贈ると「もう会いたくないんだ」と勘違いされてしまうかもしれません。
そんな時は、誤解を生まないためにもメッセージカードを添えて贈るのがおすすめです。
恋人と一緒にいたかったらこんな花を!
愛する恋人とはいつまでも一緒にいたいですよね?
そんな時は、ずっと一緒にいたい気持ちをこめて「いつもありがとう」と花を贈ってみてはいかがですか。
それでは、どんな種類の花があるのか、見ていきましょう。
アングレカム:「いつまでもあなたと一緒」
赤いカーネーション:「あなたに会いたくてたまらない」
花言葉を添えてお渡しすると、気持ちが伝わり感動することもあります。
別れのシーンなどに多く使われる花言葉
「別れのシーン」と一言で表しても、花を渡す場面によっては、生死に関わることなども存在し良くないケースも存在します。
そこで、間違った花を渡さないためにも、場面に分けた花の種類をお伝えします。
友人や同僚との別れ
ネリネ:「また会う日を楽しみに」
ネリネはギリシャ神話に登場する妖精「ナレイズ」からきているとのことです。
ミヤコワスレ:「しばしの別れ」
鎌倉次代に順徳天皇が島流しにあった際、この花を見て都のことを忘れることができると述べたとされています。
片思いの失恋
アネモネ:「あなたを待っています」
紫糸のアネモネは「あなたを信じて待つ」意味があり、遠距離恋愛などでメッセージを伝える時に使えるでしょう。
チューリップ:「望みのない恋」
黄色のチューリップは華やかですが、望みのない愛という意味を持っています。
相手には、好きだったけど諦めたという思いを与えることになります。
タンポポ:「別離」
この花の綿毛が飛び立っていく姿から花言葉がつけられました。
別れてしまうけど、新たな舞台へあがっていく人を応援する前向きな別れです。
恋人との別れ
ゼラニウム(白):「あなたの愛を信じない」
「私はあなたの愛を信じない」という意味ももつ花です。
花束を贈る際には間違って入れないように注意しましょう。
ストロベリーキャンドル:「私を思い出して」
濃赤色でキャンドルが灯ったように見えることから名付けられた花です。
草原に静かに咲く姿は、控えめな花言葉が似合っています。
薔薇(まだら):「あなたを忘れない」
昔から想い人へ気持ちを伝える時に用いられ、恋愛に関する花言葉が多いのが有名です。
卒業や退職
ガーベラ:「前向き」
この花の花言葉は、「希望」「常に前向き」。
新出発の友に贈りたいですね。
アヤメ:「良い便り」
「良い便り」や「希望」という意味を持つ花です。
寂しいけど前向きになってほしい時、この花を贈って元気を出してもらいましょう。
生死にまつわる際
デージー:「(純真・有徳な者の)死」
「純真・有徳な者の死」。
これはシェイクスピアの戯曲「シンベリン」のセリフの中で使われています
ヒガンバナ:「悲しい思い出」
悲しい思い出はお墓にヒガンバナを植えるようになったことから、この意味がついたのではないかといわれています。
花言葉「さようならありがとう」の決別や感謝を伝えるための花の選び方まとめ
花言葉には、同じ花でも色や形が変われば花言葉が変わる花もあり、追求していくと意味深い花言葉が数多くあることに気付きます。
今回は、門出を祝う卒業シーズンを中心に「さようなら」「ありがとう」をテーマにして花言葉や花の種類を解説しました。
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